核兵器廃絶をめざすヒロシマの会 2018年度総会のお知らせ
5月 19th, 2018会員の皆様
次のとおり、核兵器廃絶をめざすヒロシマの会、2018年度総会を行います。
よろしくご参集頂きますようお願い致します。
なお、今年度は総会と記念講演会は別の日に開催致しますので、お間違えのないよう、お願い致します。
記
日 時:5月20日(日)13:00 ~ 14:00
会 場: 広島国際会議場 研修室3 ( 広島市中区中島町1−5)
会員の皆様
次のとおり、核兵器廃絶をめざすヒロシマの会、2018年度総会を行います。
よろしくご参集頂きますようお願い致します。
なお、今年度は総会と記念講演会は別の日に開催致しますので、お間違えのないよう、お願い致します。
記
日 時:5月20日(日)13:00 ~ 14:00
会 場: 広島国際会議場 研修室3 ( 広島市中区中島町1−5)
米トランプ政権によるNPR(核体制見直し)発表と
河野外務大臣の歓迎談話への抗議声明
米国政府は、1月30日のトランプ大統領による一般教書演説において「比類なき力」こそが「確実な防衛手段」であり「強いアメリカを取り戻すため」に「核兵器を近代化し核軍事力を立て直すこと」を国防政策の要と主張した。
続く2月2日、2010年以来となるNPR(核体制の見直し)を発表し、さらなる核戦略の強化を推し進め、実戦使用をするという危険極まりない新方針を打ち出した。
それは、「実戦で使える核兵器の開発・配備」のため「爆発力を抑えた小型核兵器の開発に着手する」というもので、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に搭載する小型核兵器及び核兵器を搭載し海上発射する巡航ミサイル(SLCM)の開発に着手することを示したものである。また通常兵器による戦略的な攻撃に対して、核攻撃を以って報復するという拡大抑止をも前面に出している。
あたかも核兵器の小型化は、核攻撃による被害を軍事目標に限定でき実戦使用可能であるかのように虚言を弄し、使用のための閾を低くするものである。
平昌オリンピック・パラリンピック終了後に予定されている米韓軍事合同演習及び2月18日から3月まで実施する日米共同訓練などはさらなる緊張状態をもたらすもので強く反対する。平昌オリンピックで友好のムードがたかまり対話による緊張緩和を求める世界の声が大きくなる現状に逆流し北朝鮮を挑発し、さらにはトランプ政権の北朝鮮への先制攻撃を導くもので許してはならない。
「敵国の軍事施設などへのピンポイント攻撃」は北朝鮮への核使用を実際のものとする意図であり、戦術核の新たな強化は国名を挙げて敵視するロシア・中国への挑発であり核軍事力による新たな東西冷戦の危機を生み出すものであると言わざるを得ない。
核戦争の非人間的極みの体験をさせられた日本こそが、米トランプ政権の核兵器使用宣言に対して真っ先に反対の声を上げるべき時に、こともあろうに安倍政権の河野太郎外務大臣はいち早く歓迎の談話を発表した。それは、米政権が同盟国に核抑止力を保証しさらに強化したことを高く評価し、日本政府は米政権と協力して安全保障を損なわない現実的な核軍縮を進めていくとするものだった。これまで米国に対し、核先制使用と拡大抑止力を求めてきた安倍政権は、核搭載の米戦艦への燃料補給や支援を通じ日米一体となって核戦争に加担していくことを目指すというのか。
私たちは核戦争を体験し、いまだに続くその被害に苦しむヒロシマの市民として核兵器廃絶のために闘い続けてきた。2017年から2018年にかけてヒロシマの声を一つにして「核兵器禁止条約のためのヒロシマ緊急共同行動実行委員会を」27団体により結成し、6回にわたる共同行動及び7回の関連行動を積み重ね国内外に訴えてきた。そして2017年7月7日に国連で「核兵器禁止条約」が多数の国々によって採択されたことに大きな希望を持つことができた。
日本政府は一貫して、核兵器の法的禁止に反対し、国連で採択されてもなお核兵器禁止条約への署名・批准を拒んで核兵器廃絶を求める世界の潮流に逆らっている。
「核と人類は共存できない」と、その未曾有の非人間的体験から核廃絶を訴えてきたヒロシマは、核廃絶に逆行する米トランプ政権の危険な核戦略体制に反対し、安倍政権の米国に追随する核戦争政策に強く抗議するものである。
2018年2月21日
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
共同代表:青木克明 足立修一 森瀧春子
<核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動そのⅥ>
ベアトリス・フィン ICAN事務局長を迎えて
核兵器禁止条約の早期発効に向けたNGO意見交換会
日 時: 1 月15 日(月)18:00 ~ 19:30
場 所: 広島平和記念資料館・地下会議室Ⅰ
主 催: 核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動実行委員会
<プログラム>
1.開会挨拶
森瀧 春子 核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動実行委員会事務局長
2.オスロ報告・フィン事務局長紹介 川崎 哲 ICAN国際運営委員)
3.フィン事務局長へ贈呈
折り鶴レイ、ヒロシマ行動の写真集及びデータメモリー、被爆陶器片など
4.基調提案 ベアトリス・フィン ICAN事務局長
「核兵器禁止条約発効に向けたICANの取り組みと被爆地の運動への期待」
5.ヒロシマ実行委員会側からの発言:
禁止条約のためのヒロシマ共同行動の取組み 青木 克明 HANWA 共同代表
被爆者のこれまでの運動とICANや市民運動への要 前田 耕一郎 広島県被団協事務局長
高校生の取り組み 第20代高校生平和大使
6.意見交換
7.閉会挨拶 秋葉 忠利 原水禁広島代表委員
司会 渡部 朋子 ANT –Hiroshima 理事長
通訳 小泉 直子さん
連絡先
核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動実行委員会事務局
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)内
E-mail: hanwa@e-hanwa.org / haruko-m@f3.dion.ne.jp
Tel: 090-9064-4705 ( HANWA 共同代表・森瀧春子)
核兵器禁止条約を実現したICANのノーベル平和賞を祝い、禁止条約の早期発効を求めるヒロシマ市民集会 声明
今日、2017年12月10日、人類の存続を保証するための歴史的な核兵器禁止条約実現に決定的な貢献をした「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」にノーベル平和賞が授与されます。
米国によるヒロシマ・ナガサキへの原爆投下は、非人間的悲惨の極みをもたらし、数十万の命を何が起こったかも知る由もなく一瞬にして虐殺し、家族と身体的機能を奪われて生き残った者に72年間も放射線障害をはじめとする痛苦を与え続けてきました。
2017年7月7日に、国連で核兵器を国際的規範で違法とし、核兵器の開発、製造、実験、所有、譲渡、使用の威嚇などを禁じる核兵器禁止条約が122もの国々の固い決意のもとに採択されました。「核と人類は共存できない」というヒロシマ・ナガサキをはじめとする世界中のあらゆる核被害者の世界への叫びがやっと届いたものです。
一方、核保有国とその同盟国は、人類破滅をもたらす核兵器に安全保障を依存するという恥ずべき姿勢を維持するのみならず、核兵器禁止条約の採択に賛同した国々に圧力をかけ批准を妨害しています。
ヒロシマは信じます。禁止条約の採択に賛同した叡智ある国々が1日も早く署名・批准を成し遂げ、人類の存続のための最も有効な手段である核兵器禁止条約の発効に寄与することを。
核はその開発の段階から軍事利用、商業利用の区別を問わず先住民や太平洋諸島島民をはじめとする弱き側の民衆に大きな犠牲を強要してきました。放射線被害は未来を担う世代にも大きな被害をもたらしています。禁止条約はその苦悩に向き合い光を当てたものでもあります。核被害を根底から告発し、核なき世界を求めてきた私たちヒロシマ市民が大きな希望を持つことができる所以でもあります。
日本政府の核抑止力依存政策は禁止条約で禁じる「核使用の威嚇」に抵触するものであり、被爆国でありながら核保有国の側に立ち、核兵器禁止条約に反対していることを、私たち日本の市民は決して許しません。私たちは全力をあげて、日本政府をして、署名・批准の良識ある行動に立たせることを誓います。
本日ノーベル平和賞授賞式で、世界のヒバクシャを代表してヒロシマの被爆者であるサーロー・節子さんが世界に核廃絶を訴えます。私たちはサーロー・節子さんと共にあります。感謝と激励のメッセージを届けようと原爆ドームに集いました。
ICANは、私たちにとって希望溢れるNGOです。その若い力強さで核廃絶の実現に向け世界を牽引してくれることを心から期待しています。
核兵器禁止条約・ICANのノーベル平和賞おめでとう!
サーロー・節子さん ありがとう!がんばって!
核兵器禁止条約で核なき世界を! 世界の人々と連帯して!
2017年12月10日
核兵器禁止条約を実現したICANのノーベル平和賞を祝い、
禁止条約の早期発効を求めるヒロシマ市民集会 参加者一同
核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動実行委員会
実行委員会参加団体 (12月1日現在 27団体)
・ 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)
・ NO DU(劣化ウラン兵器禁止)ヒロシマ・プロジェクト
・ 広島県被団協(坪井理事長)
・ 広島県原水禁
・ 広島県保険医協会
・ 広島県原水協
・ 広島県被団協(佐久間理事長)
・ 第九条の会ヒロシマ
・ 広島YMCA国際コミュニティーセンター
・ ANT-Hiroshima
・ さよなら原発ヒロシマの会
・ 上関原発止めよう!広島ネットワーク
・ 広島医療生協
・ 広島県民主医療機関連合会
・ ピースリンク広島・呉・岩国
・ 韓国の原爆被害者を救援する市民の会・広島支部
・ カトリック正義と平和広島協議会
・ 新日本婦人の会広島県本部
・ 広島宗教者平和協議会
・ 被爆者支援広島ネットワーク
・ ヒロシマ革新懇
・ 広島県AALA連帯委員会
・ 被ばくの歴史・平和学市民コンソーシアム
・ ワールド・フレンドシップ・センター(WFC)
・ 日本キリスト教団核問題特別委員会
・ 原爆胎内被爆者全国連絡会広島支部
・ 原爆被害者相談員の会
<核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動そのⅤ>
<核兵器禁止条約を実現したICANのノーベル平和賞を祝い、禁止条約の早期発効を求めるヒロシマ市民集会>
12月10日のノーベル平和賞授賞式に際しICANの受賞を祝い、核兵器禁止条約発効に向けたアピール行動の取り組み
pdfはこちら
主催: 核兵器禁止条約のためのヒロシマj緊急共同行動実行委員会
日時: 12月10日(日)13時―14時
場所: 原爆ドーム前
*横断幕バナー(日英両文)3種類・3本を掲げ変えては写真撮影しオスロ現地やICANなどにに送る
▲ 核兵器禁止条約・ICANのノーベル平和賞おめでとう!
Congrats, ICAN, for nuclear-ban treaty and receiving Nobel Peace Prize!
▲ サーロー節子さん ありがとう!頑張って!
Setsuko Thurlow, many thanks and cheers!
▲ 核禁条約で核なき世界を!世界の人々と!
United with global people, let’s achieve a nuke-free world with nuclear-ban treaty!
<プログラム> 13時~14時
司会 渡部朋子さん ANT-Hiroshima理事長
開会挨拶 青木HANWA共同代表
原爆ドームを背景に参加者が並びバナーの①を掲げる
写真撮影①
リレートークの1
・牧山員子さん (カトリック正義と平和協議会)バチカン訪問報告
・第20代高校生平和大使
トークの合間にバナーの②に交換、
写真撮影②
リレートークの2
・二川一彦さん (原爆胎内被爆者全国連絡会広島支部長)
・中奥垂穂さん (中学生 2016年の平和祈念式典「平和の誓い」こども代表)
バナーの③に交換、
写真撮影③
集会声明提案・採択 森瀧事務局長
核兵器禁止条約に貢献したICANを祝い、世界各国とりわけ122か国の採択に賛成投票をした国々に早期署名・批准を要請する。
閉会挨拶 秋葉忠利さん
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核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動
実行委員会参加団体 (10月23日現在27団体)
ノーベル平和賞授賞式翌日のコンサート(平和賞委員会主催)での、
世界から核廃絶のビデオメッセージを集め上映するICANの企画、
これに参加しヒロシマ原爆ドームから1分のメッセージを届けます。
日時: 11月27日(月) 12:00から約30分
場所: 原爆ドーム前
バナーを掲げみんなで「核兵器禁止条約による核廃絶を!」と声をそろえる。
英語で発するためプリントを配布します。
核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動そのⅣ
<核兵器禁止条約の歴史的意義を広め、各国政府・日本政府に署名・批准を求めるヒロシマ市民集会>
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日 時:10月1日(日) 15:30 ~ 18:00(開場15:00)
場 所:広島市中区地域福祉センター(大手町平和ビル内)5F大会議室
主 催 : 核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動実行委員会
資料代:500円
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<プログラム>
司会 渡部朋子(ANT-Hiroshima 理事長)
◇開会挨拶 青木克明(HANWA共同代表)
◇PARTⅠ 「核廃絶への道を探る―核兵器禁止条約を掲げて」
●市民リレートーク
・高校生代表 第20代高校生平和大使
・月下 美孝 被爆者/ 日本基督教団西中国教区核問題特別委員会
・田中 稔子 被爆者/ ピースボート被爆証言の旅証言者
・佐久間邦彦 被爆者/ 広島県被団協(佐久間理事長)
・箕牧 智之 被爆者/ 広島県被団協(坪井理事長)
●ヒロシマ共同行動実行委員会より課題提起 森瀧 春子 事務局長
日本政府への条約署名・批准を求める要望書案提案
参加者全員に署名呼びかけも
●参加者との意見交換
◇PARTⅡ 講演「核兵器禁止条約成立の意義と今後の課題」
・川崎哲さん
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員、
ピースボート共同代表/ 核兵器廃絶日本NGO連絡会共同世話人
◇日本政府への要請書採択
◇閉会挨拶 秋葉忠利(原水禁広島代表委員)
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今年7月8日核廃絶にとって歴史的なエポックとなる核兵器禁止条約が国連交渉会議で採択されました。核をめぐる緊張は、北朝鮮の新たな核開発をめぐって核戦争の危機にまで高まっています。
今こそ核兵器が人類生存を脅かすものとして国際法によって禁じる核兵器禁止条約採択の意義を広く共有し、国連総会に向けて各国政府の署名・批准を求める行動…とりわけ禁止条約交渉会議に参加せず、禁止条約に反対している日本政府に署名・批准を迫る行動を強めていきましょう。
そのため国連第一委員会の始まる時期に合わせ、世界の動きに連帯して広島の声を発するため、これまで積み重ねてきた核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動そのⅣとして次のように取り組みます。皆様の結集を呼びかけます。
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問い合わせ先
核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動実行委員会事務局
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)内
E-mail:haruko-m#f3.dion.ne.jp (#を@に変える)
Tel: 090-9064-4705 ( 森瀧事務局長)
北朝鮮の核・ミサイル実験に抗議する声明
米韓日は合同軍事演習をやめ米朝両政府は速やかに非核化の対話を
私たちは朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が繰り返すミサイル発射と9月3日に行った核実験に強く抗議します。同時に、北朝鮮に対する軍事攻撃も選択肢とする米国政府の対応を深く憂慮し、トランプ大統領や米政府高官の核使用や先制攻撃を示唆する恫喝的言動を非難します。核兵器をもって互いに威嚇しあう両政府の対立は核戦争を引き起こしかねず、私たちは今、東アジア全域が壊滅的惨禍を被る瀬戸際にあるという深刻な脅威を感じています。
私たちは北朝鮮政府に対して核兵器・ミサイル開発の即時凍結を求めるとともに米国・韓国両政府に対して北朝鮮の体制崩壊を目標にした軍事行動・軍事演習を即時中止するよう求めます。日本政府に対しても、米韓の軍事行動・演習に自衛隊を参加させないよう強く要請します。
そのうえで、米朝両政府に対して、速やかに対話のテーブルにつき、朝鮮戦争を終わらせ、平和協定を締結するための交渉を始めるよう求めます。
韓国、中国、ロシア、日本の各国政府に対しては米朝両政府に対して、挑発的・威嚇的言動の即時停止を要求し、米朝外交交渉再開への支援と6カ国協議の再開に向けて最大限の努力を行うことを求めます。
東アジアではアジア太平洋戦争と朝鮮戦争で膨大な市民が犠牲になりました。広島、長崎の悲惨な原爆被害を通して、核兵器の使用がもたらす壊滅的な帰結に対しては適切な対処はあり得ず、国境を越え、人類の生存、環境、社会経済的な発展、世界経済、食料の安全及び現在と将来の世代に重大な影響を与えることが国際社会の共通の認識となっています。戦争は非人道の極みであり、繰り返されてはならず、核兵器は絶対に使用されてはいけません。
2カ月前に国連で国連加盟国の約3分の2にあたる122カ国が賛成して核兵器禁止条約が採択されました。禁止条約では、核実験や核ミサイルの発射実験も、核兵器使用の威嚇も国際人道法違反として禁じています。世界の大勢は現在、米朝双方が行っていることをいずれも国際人道法違反とみているのです。
私たちは米朝両政府が挑発的・威嚇的言動を停止し、速やかに朝鮮半島の非核化と朝鮮戦争終結・恒久平和確立へ向けての対話を始めることを心から求めるものです。
2017年9月7日
核兵器廃絶を求めるヒロシマの会(HANWA)
共同代表 青木 克明 足立 修一 森瀧 春子
8・6ヒロシマ国際対話集会―反核の夕べ2017
核兵器禁止条約から核廃絶へ ―今、私たちは何をなすべきか―
国連の核兵器禁止条約交渉会議で7月7日、禁止条約が賛成122カ国、反対1、棄権1の圧倒的多数で採択されました。条約は9月20日以降、50カ国が批准すればその90日後に発効します。米国による広島・長崎への原爆投下から72年にしてようやく世界は核兵器廃絶へ踏み出しました。一方で核をめぐる情勢は、核超大国の米ロが相次いで核戦力の増強を表明、北朝鮮が核開発やミサイル発射実験を繰り返すのに対してトランプ米政権が軍事行動も選択肢と示唆するなど、冷戦終結以降最悪の状況を迎えています。全核保有国と日本など「核の傘」の下にある国々が禁止条約に反対する中で、条約締結国を広げていくために、まず被爆国日本政府の核政策を変え、条約に署名、批准することが世界から求められています。歴史的な核兵器禁止条約が成立した今、核なき世界の実現へ向けて私たちは何をなすべきかをパネリストとともに考えてみませんか。
写真1(左) 禁止条約交渉会議で禁止条約採択を喜ぶ議場の被爆者。サーロー節子さん(中央)と藤森俊希日本被団協事務局次長(サーローさんから1人おいて左)
写真2(右) 7/8 核兵器禁止条約採択を歓迎する原爆ドーム前集会(核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動)
2017年8月6日(日)14:30~18:00
合人社ウェンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)
6F マルチメディア・スタジオ(広島市中区袋町6-36 電話:082-545-3911)
資料代 700円(学生無料)
〈パネリスト〉
■川崎 哲さん 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員、ピースボート共同代表
■太田昌克さん ジャーナリスト 共同通信編集委員、論説委員兼務
「被爆国政府、政策決定の舞台裏」
■原田 浩さん 元広島平和記念資料館館長、被爆者
「ヒロシマの願いを発信 ―被爆体験を原点に」
■第20代高校生平和大使、広島県立高校3年
「全ての命を核兵器から守るために」
■ピーター・カズニックさん アメリカン大学教授
「トランプ大統領と安倍政権の支持率急落の現状について」
■森瀧春子さん 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会共同代表(HANWA)
「核兵器禁止条約に向けたHANWA
〈ゲストスピーカー(会場から)〉
■箕牧智之さん 広島県被団協(坪井理事長)副理事長、禁止条約交渉会議傍聴
■林田光弘さん ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダー
〈コーディネーター〉
■沢田 正さん HANWA事務局長、日本ジャーナリスト会議会員(JCJ)
共催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)
NO DU(劣化ウラン兵器禁止)ヒロシマ・プロジェクト(ICBUW-HIROSHIMA)
連絡先:090-7307-1862(沢田)