核兵器廃絶のヒロシマ・ナガサキの声を
NPT再検討会議に届けよう
2005年4月29日(金)
ニューヨーク・タイムズ紙に意見広告が掲載されました。
意見広告にご協力いただいた方々に深く感謝します。
これを持ってHANWAのNPT派遣団は各国からの代表や平和市長会議参加者を回り、ロビー活動を展開しました。そのご報告も出来るだけ早くしていきます。
おかげさまで現在皆さまから320万円のご協力をいただいています。
ただし、それでもなお広告にかかった費用が今のところまだ130万円程度不足しております。
もう少しみなさんのご協力が必要です。まわりの方々にお知らせいただければ有難く存じます。
よろしくお願いします。
(HANWA運営委員会)
4月29日発行の「ニューヨーク・タイムズ」。掲載された意見広告を確認するNPT派遣団、空フミコさん(被爆者)とメンバー。
ニューヨークJFK空港売店にて
4月29日発行「ニューヨーク・タイムズ」。左はトップページ
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○募金目標 500万円
個人1口1,000円、団体1口5,000円
募金はできるだけ2口以上お願いします。
○郵便口座名・口座番号
口座名義 ヒバク60年 NYタイムズ意見広告
口座番号 01350-1-83404
○募金の締め切り
最終締め切りを6月末に延長しました。
二口以上のカンパをしてくださった方の内、ご希望される方には、
意見広告のコピー(A3版)をさしあげます。
(その旨、郵便振替用紙の通信欄にご記入ください。)
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意見広告を大きな画像でご覧ください。
(下の画像をクリック)
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「ニューヨーク・タイムズ」意見広告紙面構成(日本語訳)
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-2005年5月:NPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて-
写真(1)「爆撃機からのヒロシマの眺め」
[撮影:アメリカ軍/壊滅地域を示す白線が加えられたもの]
[1-1]今や、NPTは深刻な危機に直面している。アメリカは、核軍縮への約束を守らなければならない。
NPT(核不拡散条約)は1970年に発効し、その不備を修正するための再検討会議が五年ごとに開かれている。2000年会議では、核保有国も核軍縮に取り組む「明確な約束」がなされた。しかし最近、米国は、「核軍縮の約束」に「もはや拘束力はない」と見なし、「核による先制攻撃」も辞さないと公言するとともに、「使用可能な小型核兵器」の開発に着手してきている。
[1-2]今こそ敢えて、廃絶へのプラン作成に取り組もう!
すべての子どもたちのため、
「核のない平和」を創り出さなくてはならない。
写真(2)「“平和の希求”のシンボル、折り鶴を手にしたイラクの子どもたち」
[撮影:NO DU ヒロシマ・プロジェクト]
ヒロシマとナガサキは訴える
ブッシュ大統領とアメリカの人々に
[2-1]戦争は決して終わっていない。
無差別的兵器による苦しみを見よ。
○ ヒロシマ・ナガサキから60年・・・原爆の閃光により、広島では14万人以上、長崎では7万人以上の人々が殺され、その後も、数え切れない人々が苦しみ悶えながら、亡くなっていった。老いつつあるヒバクシャたちは、いまだに、脱力感、骨髄の空洞化、呼吸器系などの障害などに苦しんでいる。あるヒバクシャは、「入退院の繰り返しです。人間らしく生きることも出来ず苦しんでいます」と語る。
○ベトナム戦争から30年・・・・・・今年1月、ニューヨークの連邦裁判所はベトナムの枯葉剤被害者が起こした訴えを棄却した。一方、80年代に米国退役軍人が起こした訴訟においては、莫大な補償金が化学製造会社によって与えられている。300万人が枯葉剤に曝され、今日でも、少なくとも100万人が深刻な健康障害に苦しんでいる。
○ 湾岸戦争から15年・・・大量の劣化ウラン兵器が使用された南イラクからは、劣化ウランの放射能と金属毒性がおそらく関係している白血病、ガン、先天性異常などの劇的増加の憂慮すべき報告が届いている。またしても放射能兵器を使った「イラクの自由作戦」など、どうして正当化できようか?
[2-2]放射能汚染はグローバル化しつつある。
2000回を越える大気圏内・地下核実験、数十年にわたるウラン採掘、核燃料再処理、原子力発電所事故などにより、放射性物質は、地球上至るところ様々な生態系において、北極の下から取られた氷のサンプルさえからも検出されている。
[2-3]“自由”は、MAD=「相互破壊保証」のもとでは幻想である。
いまだに世界は3万の核弾頭で満ちており、アメリカとロシアは、数千の弾頭を警告次第で発射できる状態において威嚇し合っている。私たちは、ほんの少数の人々が地球上の全ての生命を一瞬にして破壊してしまうことのできる世界に生きているのだ。これは受け入れがたいことである!
写真(3)「投下翌日のグランド・ゼロ」
[撮影:岸田貢宜氏:8月7日の広島のパノラマ写真より]
このようなことは二度と起こしてはならない。
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核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
共同代表:岡本三夫 河合護郎 森瀧春子
事務所:広島市中区上八丁堀8-23生協連内
TEL082-502-3850
FAX082-502-3860
https://www.e-hanwa.org
E-mail:info@e-hanwa.org
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「ニューヨーク・タイムズ」意見広告紙面構成(英語文)
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Bomber’s View of Hiroshima
[Circles at 0.3 & 0.6 miles; black line approx. 1.2 miles
around the Ground Zero]
[the US Army photo: courtesy of Hiroshima Peace Memorial Museum]
NPT in Grave Crisis:
US Must Keep Its Promise
NPT (Nuclear Non-Proliferation Treaty) came into force in 1970; a review conference is held every 5 years. In 2000, the nuclear powers agreed to an “unequivocal undertaking”to eliminate their nuclear arsenals, but the US now considers the agreement“no longer binding”is developing“usable mini-nukes”while declaring its readiness to launch preemptive nuclear attacks.
Dare to Plan for Abolition:
All Children Deserve
A Nuclear-Free Peace
Giant Peace Rally! May 1, 2-6 PM in Central Park
[March starting at noon from the UN. For information: www.abolitionnow.org]
symbols of the desire for peace
[photo by NO DU Hiroshima Project]
Hiroshima and Nagasaki Appeal
to President Bush and the American people
●The Wars Have Never Ended.
Look at the Suffering Caused by Indiscriminate Weapons
○ 60 Years after Hiroshima-Nagasaki:
In a flash the A-bombs killed more than 140.000 people in Hiroshima and 70.000 in Nagasaki; countless more died in agony over the years. The aging hibakusha (radiation victims) still suffer from weakness, spongy bone marrow, and respiratory and other disorders. A hibakusha says: “I’m still in and out of hospital. I’ve always been too sick to live a decent life.”
○ 30 Years after the Vietnam War:
On March 10, 2005, a Federal Court in New York dismissed the legal action brought by Vietnamese victims of Agent Orange. Meanwhile, in 1984, several chemical companies paid $180million to settle a lawsuit brought by US veterans. Three million people were exposed to Agent Orange, and at least one million suffer serious health problems today. (BBC News, 03/10/05)
○ 15 Years after the Gulf War:
From southern Iraq, where large quantities of DU (depleted uranium) munitions were used, come alarming reports about dramatic increases in cancers, leukemia and birth defects, probably related to the radioactive and chemical toxicity of DU. How can “Operation Iraqi Freedom” justify the repeated use of radioactive weapons and permanent contamination?
●Radioactive Contamination Is Globalizing
After over 2000 nuclear tests, as well as decades of uranium mining, nuclear fuel reprocessing, and power-plant accidents, harmful radioactive materials have been detected all over the world and in various ecosystems; even in samples from deep in the ice at the North Pole.
●“Freedom” Is Illusion with MAD (Mutually Assured Destruction)
The world still bristles with 30.000 nuclear warheads, and the US and Russia threaten each other with thousands of weapons ready to fire on warning. We still live in a world where a tiny group of people can quickly destroy all life on Earth. This is NOT ACCEPTABLE!
the Day-After at Ground Zero
[Hiroshima, Aug. 7, 1945, photos by Mitsugi Kishida: courtesy of Teppei Kishida]
WE CANNOT LET THIS HAPPEN AGAIN
HANWA=Hiroshima Alliance for Nuclear Weapons Abolition: http//www.e-hanwa.org/
8-23 Kami-Hacchobori, c/o CO-OP Association, Naka-ku, Hiroshima
Email: info@e-hanwa.org/ Tel: +81-82-502-3850
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